【ガスvsオール電化】2026年の電気代高騰を踏まえて、今選ぶべきはどっち?
こんにちは。tsumuguの山下です。
最近の打ち合わせで、「光熱費が心配で…エコキュートにすべきか、
ガスを残すべきか迷っています」というお声をよくいただくようになりました。
電気代の値上げが続く中、「ガスにするかオール電化にするか」は、
間取りや外観と同じくらい悩みどころのひとつです。
どちらが正解かを一刀両断できれば楽なのですが、実はそう単純ではありません。
今日はその理由も含めて、順番に整理してお伝えします。

この記事でわかること
・2026年現在の電気代・ガス代の傾向
・オール電化とガス併用の違いと特徴
・光熱費だけで選ばない方がいい理由
・災害時の対応力に差がある点の解説
・ライフスタイルに合わせた選び方の視点
電気代はまだ上がる。2026年、知っておきたいエネルギーの現実

電気代の値上がりが続いていることは、多くの方が肌で感じていると思います。
2026年3月時点で全国の電気料金は前年比4〜5%程度の値上げ傾向にあり、
「オール電化にしたら安くなると聞いていたのに」という声が増えているのも実情です。
一方でガスも、世界的なエネルギー価格の変動を背景に、
都市ガス・プロパンガスともに価格が安定していない状況が続いています。
「どちらが安いか」は、住んでいる地域やガスの種類(都市ガスかプロパンか)、
使い方によっても大きく変わるため、単純な比較は難しいのが現状です。
比較表で整理。オール電化とガス併用、7項目の本質的な違い

まず基本的な違いを整理しておきましょう。
| 項目 | オール電化 | ガス併用 |
| 熱源 | 電気のみ | ガス+電気 |
| 給湯設備の例 | エコキュート | ガス給湯器・エコジョーズ等 |
| 乾燥・洗濯 | 電気式(ドラム型等) | 乾太くん等のガス乾燥機も選択可 |
| 初期費用 | やや高め(エコキュート等) | 設備によって異なる |
| 月々のランニングコスト | 使い方・プランで変動 | ガス代+電気代 |
| 停電時 | タンク内の水は使用可 | ガスのみの設備は使える場合も |
| コンロ | IH限定 | IH・ガスどちらも選択可 |
この表を見るだけでも、「単純にどちらが安いか」だけでは
語れないことがわかっていただけると思います。
エコキュートと補助金を活かす。オール電化が向いている家族とは
オール電化の“メリット”

オール電化の一番の魅力は、「熱源が電気に統一されるシンプルさ」です。
ガスの引き込み工事が不要になるため、初期のインフラ費用を抑えられる場合があります。
エコキュートは夜間の時間帯に沸き上げを行う仕組みのため、
電力会社の夜間割引プランとの相性がよいとされてきました。
ただし2026年現在、一部の電力会社では深夜割引プランの見直しや廃止が進んでいます。
契約する電力会社やプランの内容によって実際の効果は異なるため、
「夜間電力が必ずお得」とは一概には言えなくなっています。
事前に契約予定のプランを確認しておくことが大切です。
IHコンロは火を使わないため、小さなお子さんがいるご家庭での安全面が評価されています。
掃除のしやすさを理由に選ばれる方も多いです。
また、国土交通省・環境省・経済産業省の3省連携で実施される「みらいエコ住宅2026事業」では、
GX志向型住宅として認定されると最大110〜125万円(地域区分による)の補助が受けられます。
この区分では太陽光発電の設置に加え、
HEMS(住宅エネルギー管理システム)の導入なども要件となっているため、
オール電化との組み合わせを検討する際は、設備選定を早めに進めることがポイントです。
オール電化の“デメリット”
「停電時は全ての設備が一時的に使えなくなる」点は理解しておく必要があります。
エコキュートのタンクに残ったお湯や水は使えますが、追い炊きや新たな沸き上げはできません。
蓄電池を併設することでこのリスクを軽減できますが、初期費用はその分かかります。
乾太くんを諦めなくていい。ガス併用が今も選ばれるリアルな理由
ガスの“メリット”

ガスの強みは、「調理や乾燥など熱量が必要な場面でのパワー」です。
乾太くんのようなガス衣類乾燥機は、乾燥スピードと仕上がりのよさで根強い人気があります。
洗濯・乾燥の時短を重視するご家庭では、乾太くんを使うためにガスを残すという選択は合理的です。
また、「停電時でもガス機器が使えるケースがある」点は、災害時の安心材料のひとつになります。
都市ガスはガス管が損傷しない限り、継続して使える場合があります。
ガスの“メリット”
プロパンガスエリアでは都市ガスと比べて単価が高く、
月々のガス代が家計に影響するケースがあります。
また、ガス・電気それぞれの基本料金が発生するため、
光熱費の総額が読みにくくなる場合もあります。
光熱費の数字だけ見ると失敗する。本当の判断軸はここにある

光熱費は確かに重要です。しかし、光熱費の数字だけで熱源を選ぶのは、
メニューのカロリーだけを見て食事を選ぶようなもの。
味も栄養バランスも考慮しないことになります。
「乾太くんは外せない」「IHの掃除しやすさが優先」「停電時に備えて一部ガス設備を残したい」など、
暮らし方の優先順位はご家族によって異なります。
光熱費の数字は参考にしながら、「自分たちの暮らし方に合った使い方ができるか」を
軸に選ぶことが、後悔しない選択につながります。
南海トラフに備えるなら、ガスとオール電化、どちらが強いか

羽曳野市を含む大阪南部エリアは、国の南海トラフ地震被害想定エリアに含まれています。
「もしものとき、ライフラインがどうなるか」を想定しておくことは、家づくりの大切な視点です。
・「停電が長引く場合」:蓄電池+太陽光の組み合わせがあると心強い
・「ガス管が損傷した場合」:復旧まで数日〜数週間かかることもある
・「電気の復旧速度」:インフラ整備が進んでいる分、比較的早い傾向がある
どちらが絶対に安全とは言い切れません。
蓄電池とのセットや、カセットコンロなどの代替手段を備えておくことで、
リスクを分散させる考え方が現実的です。
「どちらが正解」より大切なこと。tsumuguが伝えたい視点
私たちは、「どちらが正解」という結論を出すつもりはありません。
tsumuguが大切にしているのは、
「ライフサイクルコスト(建築費から維持・光熱費・修繕費まで含めた住まいの生涯コスト)を
一緒に考えること」です。
初期費用だけでなく、月々の光熱費・将来のメンテナンス費・設備の交換サイクルまで含めた視点で、
ご家族の暮らし方に合った提案をしています。
どちらにするか決まらないまま相談に来ていただいても構いません。
資金計画や設備選びについて「まだ漠然としている」という段階でも、
個別相談や家づくり勉強会を通じて、こうした疑問を整理していくことができます。
判断の根拠を一つずつ積み上げていくことが、納得のいく家づくりへの近道です。
【結論】2026年の熱源選び、迷ったときの4つの判断軸

2026年現在、電気代高騰を理由にオール電化を避けるか、
ガスを残すかという二択だけでは判断しきれません。
「光熱費・ライフスタイル・災害への備え・初期費用」の4つの軸を総合的に比較し、
家族の暮らし方に合った熱源を選ぶことが、長く後悔しない家づくりにつながります。
・乾太くんやIHなど「使いたい設備」から逆算することで、熱源選びの方向が定まるため
・エコキュート・蓄電池・太陽光の組み合わせ次第で、光熱費の抑え方が変わるため
・災害時のリスク分散も含めてトータルで考えることで、暮らしの安心度が高まるため
どちらの熱源を選ぶにせよ、設備・補助金・ランニングコストを
整理できる場を持つことが、確かな判断への第一歩です。
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