大阪で新築、リフォームをお考えなら蓮工務店

公開日: 2026年2月20日

【値引き交渉の落とし穴】
「安く建てられた」と喜ぶその前に、知っておきたい適正価格の話

こんにちは。tsumuguの山下です。

「今月中に決めていただければ、特別に300万円値引きします」
もし、商談の最後にこんな言葉をかけられたら、どう感じるでしょうか。

「300万円も安くなるなら!」と、胸が高鳴ってしまうのが正直なところかもしれません。
家づくりは人生で一番大きな買い物ですから、少しでも予算を抑えたいと願うのは当然のことです。

しかし、そこで少しだけ、冷静に立ち止まって考えてみていただきたいのです。
なぜ、その数百万円もの大金が、魔法のように消えてなくなるのでしょうか。

一般的に、住宅業界において適正な企業努力での値引き幅は、総額の3〜5%程度が限界と言われています。それを大幅に超える値引きには、必ず「理由」が存在します。

今日は、その裏側にある仕組みと、
それがご家族の暮らしにどう関わってくるのか、実情をお伝えします。

【この記事でわかること】

✅「300万円値引き」の裏にある、品質低下のリスク
✅本当に喜んでいい値引きと、注意すべき値引きの違い
✅30年後の資産価値を守るための「適正価格」の見方

これから長く住み続ける大切なお家だからこそ、目の前の数字だけに惑わされず、
その中身をしっかりと見つめるきっかけになれば幸いです。

金額の「マジック」に、どうか惑わされないで

家づくりを進めていく中で、数千万円という見積もり書を目にすると、
どうしても金銭感覚が少し麻痺してしまうことがあります。

スーパーでの数百円の違いには敏感でも、
住宅見積もりの「〇〇万円」という端数には寛容になってしまったり、
逆に「あと100万円なんとかならないか」と強く願ってしまったり。

そんな心理状態の時に、
「決算キャンペーン」や「モニター割引」という名目で大幅な値引きを提示されると、
「これはチャンスだ」と契約を急いでしまうケースが実はとても多いのが実情です。

もちろん、安く家を建てられることは魅力的ですが、そこには「安くできる理由」が必ず存在します。

私たちは日々、お客様の理想の暮らしを形にするために見積もりを作成しています。

正直にお話しすると、しっかりとした材料費と職人さんの手間賃、そして、建てた後のお施主様の暮らしをしっかりと支えるために、会社の運営に必要な経費を積み上げていくと、「魔法のような大幅値引き」をする余地はほとんど残されていません。

では、なぜ大幅な値引きが可能になるのでしょうか。
そこには大きく分けて2つのカラクリがあります。

なぜ、数百万円も安くできるの? その「カラクリ」

①実は「最初から上乗せ」されているケース

これは非常に残念なことですが、あとで値引きをして「お得感」を演出するために、
最初から見積金額に利益を上乗せしているケースです。

例えば、本来3,000万円で建てられるお家に対して、最初は3,300万円の見積もりを提示します。
そして、お客様が迷われているタイミングで「今なら300万円引きます!」と提案するパターンです。

弊社で建てていただいたお施主様の中にも、そのような体験をされた方がたくさんいらっしゃいます。

この場合、お客様は「300万円も得をした」と感じて契約書に判を押すことになりますが、
実際には「本来の価格」に戻っただけです。

結果的に損はしていないかもしれませんが、
駆け引きのために高い金額を見せられていたと知ったら、その会社を心から信頼できるでしょうか。

tsumuguでは、お客様との信頼関係こそが家づくりの土台だと考えています。
そのため、最初から駆け引きなしの「適正価格」をご提示することを大切にしています。

②見えない場所の「手抜き」につながるリスク

もっと懸念すべきなのがこちらのケースです。
契約を取るために無理な値引きを行い、
その帳尻を合わせるために現場のコストを削るというパターンです。

目に見えるキッチンや床材のグレードを下げればすぐに分かってしまいますが、
完成してしまうと見えなくなる「構造部分」や「施工の手間」は、
コストカットの対象になりやすい傾向があります。

<コスト削減のしわ寄せ事例>

  • 基礎の配筋検査で不備があっても、「コンクリートで埋めれば分からない」と修正せずに進めてしまう。
  • 壁の中の断熱材施工で、見えない部分に隙間があっても「工期優先」で放置される。

こうして断熱性能が低下すると、住み始めてからの影響は深刻です。
夏は暑く冬は寒い家になり、毎月の光熱費が余計にかかってしまいます。

数千円の差でも、30年住み続ければ数百万円の損失になることも珍しくありません。

「300万円の値引き」という魅力的な言葉の裏で、
本来守られるべき家の性能や、将来の家計が犠牲になっているとしたら、
それは本当の意味での「お得」とは言えないのではないでしょうか。

「嬉しい値引き」と「危険な値引き」の違いとは

誤解のないようにお伝えしたいのですが、すべての値引きや割引が悪いわけではありません。
私たちも、お客様に喜んでいただけるようなご提案は積極的に行いたいと考えています。

例えば、キッチンメーカーやサッシメーカーが協賛するキャンペーンなど、
特定の時期や商品に限って割引が適用されることがあります。
これはメーカー側の企業努力によるものなので、
家の品質を落とすことなくコストダウンができる「喜ばしい値引き」と言えます。

一方で、注意が必要なのは、「今月契約してくれるなら」といった、
「契約を条件にした大幅な値引き」です。

これは、「お客様のために安くする」のではなく、「会社の都合(売り上げ目標など)で契約を急がせたい」という意図が含まれていることが多いからです。
焦って契約を迫られるときは、正常な判断ができなくなっているかもしれません。
そんな時こそ、一度深呼吸をして「どうしてこんなに安くなるのか」と疑問を持ってみてください。

私たちが、駆け引きをしないと決めている理由

私たちtsumugu(蓮工務店)は、基本的に駆け引きのための大幅な値引きは行いません。
それは、お客様に対して誠実でありたいという想いと、ご家族の命と財産を守る「品質」を絶対に落としたくないという強い決意があるからです。

根拠のある「適正価格」で、嘘のない家づくりを

tsumuguの見積もりは、ご家族が快適に暮らすために必要な性能や素材、
そしてそれを確実に施工するための費用を積み上げた「適正価格」です。

例えば、断熱性能を示す「UA値(外皮平均熱貫流率)」。
これは数値が小さいほど熱を逃がしにくく、冷暖房効率が良い高性能な家であることを示します。

tsumuguでは標準でUA値0.46(ご希望により0.26)という高い基準を設けていますが、
これをカタログ上の数値にするだけでなく、実際の現場で実現するためには、
丁寧な断熱施工と気密施工、それを実行できる職人さんへの適正な報酬が不可欠です。

もし、ここから無理に数百万円を引こうとすれば、どこかに「無理」が生じてしまいます。
現場の管理がおろそかになったり、検査の目が甘くなったりすることは、絶対にあってはならないことです。

第三者の目が光る、徹底した検査体制

私たちは、自社の利益よりも「お客様の安心」を優先したいと考えています。
その証明の一つが、徹底した検査体制です。
自社による10回の検査に加え、第三者機関である「(株)家守り」による厳しい検査を全棟で実施しています。

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基礎の鉄筋の入り方、柱を支える金物の締め付け、雨水の侵入を防ぐ防水処理など、完成後には見えなくなる部分こそ、第三者の目で厳しくチェックしてもらう。
この仕組みを導入することで、職人の経験や勘に頼らない、均一で高品質な施工をお約束しています。

検査の記録はすべて写真付きの報告書として残し、お引き渡し後も長期にわたって保管します。これは、「手抜き工事は一切させない」という私たちの覚悟の表れでもあります。

30年後も「この家でよかった」と笑い合うために

家は建てて終わりではありません。
何十年もご家族を守る場所だからこそ、目先の安さより、将来のメンテナンス費や「安心できる品質」を含めたトータルの価値でご判断ください。

tsumuguでは、初期30年の長期保証を標準化。
さらにメンテナンス次第で最長60年まで延長可能です。
これは、末永く責任を持つという私たちの約束です。

「見積もりが適正か不安」といったセカンドオピニオンも大歓迎です。
フラットな目線で、ご家族にとっての一番を一緒に整理しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

tsumuguの施工エリアについて

tsumuguは、羽曳野市を拠点に、車で1時間圏内を目安として家づくりを行っています。
施工エリアは、大阪エリアでは羽曳野市・松原市・藤井寺市・富田林市・柏原市・八尾市・大阪狭山市・堺市全域・河内長野市。 奈良エリアでは、香芝市・葛城市・大和高田市・斑鳩町・王寺町・広陵町・上牧町などが施工対象エリアです。
上記以外の地域につきましても、内容によって対応できる場合がありますので、お気軽にご相談ください。

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