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公開日: 2026年2月10日

【吹き抜けは寒い?】
開放感を諦めないために、事前に確認すべき「2つの数値」とは?

こんにちは。tsumuguの山下です。

「開放感たっぷりの吹き抜けに憧れるけれど、冬の寒さが心配で……」と、
家づくりを始めたばかりのご夫婦からよくご相談をいただきます。

おしゃれなデザインと、冬のあたたかな暮らし。どちらも大切だからこそ、迷ってしまいますよね。
実は、吹き抜けが寒いと感じるのには、家の作り方に明確な理由があります。
そこを正しく解決すれば、冬でも薄着でリラックスできる理想の空間は十分に叶えられます。

この記事では、そんな「吹き抜けの寒さ」の正体と、後悔しないための大切なポイントを、専門的な視点も交えながら分かりやすくお伝えします。

吹き抜け天井と大きな窓から自然光が入る、木梁とアイランドキッチンを備えた開放的なLDK空間

この記事を読んでわかること

✅「吹き抜け=寒い」のメカニズム: なぜ温度差が生まれるのか、その正体を知る
✅2025年基準との比較: これからの家づくりに求められる「断熱の本当の基準」
✅数値が語る安心感: 吹き抜けを支える「UA値」と「C値」の重要性
✅心地よさのひと工夫: 性能を最大限に活かす設計と設備のアイデア

そもそも、なぜ吹き抜けは「寒い」というイメージがあるの?

「吹き抜けにすると、エアコンが効かなくて電気代が高くなりそう」という不安。それは、昔ながらの断熱性能が不十分だった頃の家づくりの記憶が影響しているのかもしれません。

暖かい空気が上に逃げる「温度の層」の正体

暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へと流れる性質があります。
吹き抜けがあると、1階でせっかく暖めた空気がそのまま2階の天井付近へと昇っていき、
皆さんが過ごす足元には冷たい空気が溜まってしまう。

これが「温度の層」ができ、足元が寒く感じる一番の原因です。

さらに、窓際で冷やされた空気が床に向かってサーッと流れ落ちてくる「コールドドラフト」
という現象も、ひんやり感を強めてしまいます。

お家の「広さ」と「暖房」のバランス

吹き抜けを作るということは、天井がなくなる分、
お家の空気のボリューム(容積)がぐんと増えるということです。

お家の断熱力が弱いと、広い空間全体を暖めきるのが難しく、
結果として「いつまでも暖まらない……」という状況を招いてしまうのです。

吹き抜け天井に設けられたトップライトと、シンプルなデザインのシーリングファン

憧れを現実にする!寒さを防ぐための「お家の通信簿」

吹き抜けの魅力は、なんといっても空が抜けるような開放感と、お家の奥まで届く柔らかな光です。
羽曳野市などの住宅街で、お隣との距離が近くても、
高い位置の窓から光を採り込めるのは本当に大きなメリット。

この心地よさを、寒さを我慢せずに手に入れるために知っておいてほしい「2つの数字」があります。

義務化基準を大きく超える「断熱性能(UA値)」

UA値(ユーエーち)とは、一言で言うと「家から逃げる熱の量」のこと。
この数字が小さいほど、熱を逃がさない魔法瓶のような家であることを示します。

実は2025年4月から、すべてのお家に「断熱等級4(UA値0.87以下)」への適合が義務化されます。しかし、吹き抜けのある家で本当に快適に過ごすには、この最低基準では不十分な場合もあります。

tsumuguの基準:標準UA値 0.46(断熱等級6相当)

tsumuguでは、義務化される基準を大幅に上回る高性能な住まいを標準としています。
これはZEH基準(0.6)よりもさらに優れた「断熱等級6」レベルです。

外の冷たい空気をしっかり遮断し、中のぬくもりを逃さない、
最高クラスのダウンジャケットを羽織っているような安心感があります。

※ご希望に合わせて、さらに上の断熱等級7(UA値0.26以下)への対応も可能です。

壁内部の構造材と断熱材、配線計画が確認できる施工中の室内の様子

職人の技術が光る「気密性能(C値)」

どれだけ良い断熱材を使っても、お家に隙間(すきま)があればそこから熱は逃げてしまいます。
この隙間の少なさを表すのがC値(シーち)です。

一般的な高気密住宅の目安は「1.0以下」と言われますが、
tsumuguの基準は「0.3以下」という極めて高いレベルを実現しています。

気密性能は設計図だけでは測れず、現場の職人さんの丁寧な仕事ぶりで決まります。

だからこそtsumuguでは、全棟で気密測定を実施し、数値でお家の精度を証明しています。
暖めた空気を一滴も漏らさない、そんな職人のこだわりが吹き抜けの快適さを支えています。

断熱材を吹き付け施工している職人の様子と、構造材が見える建築現場

性能を最大限に活かす、tsumugu流「心地よさ」のひと工夫

数値という土台を整えたら、次は設計と設備の力で空気をコントロールしましょう。

シーリングファンの定量的メリット

天井で回るシーリングファンは、単なるおしゃれなインテリアではありません。
天井付近に溜まった暖かい空気をゆっくりと下へ押し戻すことで、部屋全体の「温度ムラ」を解消します。
これにより、暖房の設定温度を上げすぎなくても快適に過ごせるようになり、冷暖房効率が向上。
省エネや光熱費の節約にも大きく貢献してくれます。

熱交換型第一種換気システムの力

換気も重要なポイントです。
tsumuguで標準採用している「熱交換型第一種換気システム(ローヤル電機 SE200RS)」は、排気する空気の熱を利用して、外から入ってくる冷たい空気を室温に近づけてから室内へ届けてくれる優れもの。
換気による不快なひんやり感を防ぎ、室内の空気を健やかに保ちます。

造作収納と引き戸で緩やかにつながる、明るくシンプルな個室空間

お天気の力を味方につける「日射コントロール」

冬は太陽の光をたっぷりとお部屋の奥まで招き入れて「天然の暖房」にし、
夏は深い庇(ひさし)で強い日差しを遮る。

こうした自然の力を活かすことで、
吹き抜けは一年中、家族が一番リラックスできる特等席になります。

どこにいても家族を感じられる「つながり」

「リビング階段+吹き抜け」を組み合わせると、
2階で過ごすお子様の気配が1階のキッチンまで緩やかに伝わってきます。
「ごはんだよー!」という声が家中を巡る。
そんなtsumuguらしい温かみのある暮らしも、高い性能があってこそ安心して楽しめます。

室内の手すり越しに並び、笑顔で手を振る家族の様子が写る明るい住空間

最後に:理想の暮らしを一緒に整理してみませんか?

吹き抜けが寒いかどうかは、間取りそのもののせいではありません。
それを支える「お家の性能」と「丁寧な施工」がしっかり伴っているかどうかで決まります。

高い断熱・気密性能、反映して空気の流れを考えた設計があれば、
吹き抜けは冬でもぽかぽかと暖かく、心から開放感に浸れる場所になります。

逆に、見た目のデザインだけで進めてしまうと、後から後悔することになりかねません。

家づくりは、一生に一度の大きな物語です。

だからこそ、専門的な数値のこと、
そして何より「どんなふうに過ごしたいか」という想いを、
プロと一緒に整理していくことが大切だと考えています。

図面や素材サンプルを広げ、住まいの打ち合わせを行う施主とスタッフの様子

tsumuguの「家づくり勉強会」では、
羽曳野市周辺での実際の事例や、室温・光熱費の実測データなども交えながら、
こうした性能と暮らしのバランスについてじっくりお話ししています。

まずは肩の力を抜いて、理想の暮らしを言葉にすることから始めてみませんか?
ご家族にとって、何十年経っても心地よく、
毎日帰りたくなる温かな場所を、一緒に丁寧につむいでいきましょう。

tsumuguの施工エリアについて

tsumuguは、羽曳野市を拠点に、地域に根ざした家づくりを大切にしています。

施工エリアは「車で1時間圏内」を目安とし、大阪では羽曳野市・松原市・藤井寺市・富田林市・柏原市・八尾市・大阪狭山市・堺市全域・河内長野市。
奈良では、香芝市・葛城市・大和高田市・斑鳩町・王寺町・広陵町・上牧町などに対応しています。
上記に記載のない地域についても、条件次第でご相談可能です。

今回の内容が、ご自身の家づくりを考えるうえでのヒントになれば幸いです。

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