【元エアコン業者が語る!】失敗しないエアコン工事のポイント

こんにちは、-tsumugu-(株)蓮工務店の小笠原です!

桜が散り、次は梅雨の時期ですね。
部屋の湿気がすごいので、毎日エアコンの除湿機能を使用しています。

それが…
最近引っ越した家には既にエアコンが取り付けてあったのですが、
外の排水ホースに防虫キャップがついていないまま使用してしまっていたことに最近気が付きました…。


虫が大嫌いな私からすると死活問題なので、
今すぐにでも取り付けたくて急いで排水溝用のネットで応急処置をしました。


最近では100円ショップでも販売されておりますが、
排水できるように割と穴が空いています。
こんな大きさなら小さい虫どころか、ゴキブリも通れると思うので、
心配な方は排水溝用のネットの上から防虫キャップを取り付けることをお勧めします。

防虫キャップの取り付けを業者に頼むと相場約3000円~になりますよね。

実は私、数年前までエアコン取付業者の付き添いをしていました。

本体の取り付けはできませんが、ドレン(排水ホース)のテープ巻きや、
室外機の設置をしたり、それこそ防虫キャップなど細かいオプションのご提案もしていて、工事の流れや金額などは大体把握しています。

そんなたくさんの現場を見てきた私が『自分だったらこうするのにな』と思ったことを、今日はご紹介していきたいと思います。



■新築の場合、必ず先行スリーブ工事をしておく


先行スリーブ工事というのは、エアコンの取付の際に行う壁の穴あけとスリーブなどの部材の設置だけを建築中に済ませておくという方法です。

これならあらかじめ配管穴を開けておくため、建物の筋交いや柱といった構造部分を避けられ、建物完成後のエアコン設置工事がスムーズにできるようになります。 

家の建築が終了してから業者が穴をあけることももちろんできますが、引っ越し業者の下請けなど家の建築に全く携わっていない業者だと、壁のどこに筋交いや柱、電線があるのか分からないので時々長年の勘に頼る場面なども訪れます。

穴あけの際に壁紙の粉が飛び散らないように袋で受け止めながら心の中で(私だったら先に穴をあけておくなぁ…)と思っていました。壁紙の粉が床材や巾木の隙間に詰まったりもするので。
                                                                                     ただし先行スリーブ工事の場合、穴あけ位置が決まってしまうため、後から設置するエアコンの高さや幅が制限され、取り付けられる機種が限定されてしまう場合もあります。


【失敗例】



【成功例】




間取りを決める際に、エアコンをどう置くのか、コンセントの位置はどこにするか、取り付けるエアコンのホースは左側から出すのか右側から出すのか(どちらからでも出せますが場合によっては穴が増える、もしくは必要な配管が長くなるので)、もきちんと考えていた方が後悔しない家づくりができると思います。


■室外機の位置の確保

3階にエアコンを取り付け、1階に室外機を置く場合、高所作業費とその長さ分の配管代がかかってきます。排気口などがあり、垂直にまっすぐおろせないと不格好になる可能性もあるので、室外機をどこに置くかも視野に入れておいた方がいいです。

屋根置きや天吊りなどは別途料金がかかってきますので、2階~はベランダ置きが一番お得です。



■新築なら化粧カバーは必ずつけるべき

外用は5色展開となっておりますが、私的には、アイボリーかブラックの2択です。
アイボリー、ホワイト、グレーの中で悩まれるなら確実にアイボリーを選びます。
傷や汚れが一番目立たないからです。


化粧カバーは割と高くつきますが、新築やキレイなお家にしたい方は絶対に外も中も化粧カバーを付けた方がいいと思います。

以前テレビで自宅を紹介している方がいて、家賃や広さのお話もされていましたが、それを見ている私の心の声「うわ、化粧カバーはケチってる」でした。



【化粧カバーなし】

【化粧カバーあり】

化粧カバーがなくても問題はないものの、劣化を防ぎ、何より見た目が全然違います。

注文住宅だからこそ建売とは違って、コンセントの位置もエアコンの場所も選べるので、化粧カバー代や配管代がかからないように計画し、先行スリーブを選ぶことが一番内装としては綺麗です。


いかがでしたでしょうか。 


・防虫キャップは排水溝用のネットの上から。
・先行スリーブ工事で内装を綺麗に見せる。
・外はアイボリーかブラックの化粧カバーを取り付ける。


「虫が嫌い!」「エアコンの効きが悪いとイライラしちゃう!」
どんな内容でも構いません。
-tsumugu-では、後悔しない家づくりをするためにどうするべきか、
お客様に寄り添ったご提案をさせていただいておりますので、お気軽にご相談ください☆



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