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公開日: 2026年6月16日

【言った・言わない防止】
家づくりの打ち合わせ、録音していますか?記録が安心をつくる理由

木目調のテーブルに広げられた図面、手書きのノート、ボイスレコーダーとスマートフォン。「【言った・言わない防止】家づくりの打ち合わせ、録音していますか?記録が安心をつくる理由」という文字と「tsumugu」のロゴが含まれています。

こんにちは。羽曳野市の工務店、tsumuguの代表の山下慶です。

「打ち合わせの内容を録音してもいいですか?」
家づくりを進めるなかで、そんなご質問をいただくことがあります。少し遠慮がちに聞いてくださる方も多く、「失礼かな」「信頼していないみたいで申し訳ない」と感じていらっしゃるようです。
でも、tsumuguの答えはシンプルです。「もちろん、ぜひどうぞ」。

この記事では、なぜ私たちが録音を歓迎しているのか、そして打ち合わせの記録を残すことがなぜ家づくりの安心につながるのかを、実務の経験を交えながらお伝えします。家づくりの打ち合わせで「もっとちゃんと記録しておけばよかった」と後悔しないために、ぜひ最後まで読んでみてください。

①打ち合わせテーブルに広げられた間取り図と仕様書、ノートと筆記用具が並ぶ明るい相談スペース

「録音してもいいですか?」──遠慮しなくて大丈夫です

結論からお伝えします。tsumuguでは、打ち合わせの録音を歓迎しています。むしろ「ぜひ記録を残してください」とお願いしたいくらいです。
住宅の打ち合わせは、長い期間にわたって何十回も行われることがあります。間取りのこと、仕様のこと、設備のこと、資金のこと。決める内容が非常に多く、後から「あの打ち合わせで何を話したっけ?」と振り返りたくなるのは、どのご家族様にとっても自然なことです。

②注文住宅の打ち合わせで使用する複数の書類・カタログ・見積書が整理されたデスク

そんなとき、録音やメモがあると、ご自身が安心できます。また、担当者との認識のズレも防ぎやすくなります。
「録音するって、なんとなく失礼かも」と遠慮される方がいますが、全く気にしていただく必要はありません。私たちは隠していることも、言い逃れをしようとしていることも何もありません。だからこそ、記録に残ることをむしろ歓迎しています。

ちなみに、自分も参加している会話を録音することについては、最高裁判所の判例(平成12年7月12日)において、相手方の同意を得ずに行われた録音であっても違法ではないとされた事例があります。ただし、録音の目的や内容、状況によって法的な判断が異なる場合もありますので、詳しくは専門家にご相談ください。なお、打ち合わせの場では「録音させてください」と一言お伝えいただくと、お互いに気持ちよく進めやすくなります。ただ、tsumuguでは録音そのものについて遠慮いただく必要はありません。家づくりにおいて大切なのは、お客様が安心して判断できることです。録音も、そのための手段のひとつとしてご活用いただければと思います。

なぜ「言った・言わない」問題は起きるのか

決めることの多さが、記憶のすり合わせを難しくする

注文住宅の家づくりでは、打ち合わせの回数が多く、決める項目の数も膨大です。間取りの変更、採用する設備のグレード、窓の位置、収納の大きさ、外壁の色……。1回の打ち合わせでも、多くのことを話し合います。
それを何ヶ月も続けると、「あの時、確かにこう言った」という記憶は、どちらの側にとっても曖昧になってきます。お施主様側も、担当者側も、悪意があるわけではなく、純粋に記憶が混線してしまうことがあります。

これが「言った・言わない問題」の正直なところです。悪い人がいるのではなく、口頭だけのやり取りには本質的な限界があるということです。特に、「オプションを追加することにした・しなかった」「仕様を変更することになった・なかった」「費用はこの金額で合意した」といった内容は、後から認識がずれやすい場面のひとつです。

記録があれば、ズレはその場で防げる

打ち合わせの内容を録音したり、メモしたりしていれば、「先日こういう話でしたよね」と確認し合うことができます。認識のズレがあっても、早い段階で気づいて修正できます。

③打ち合わせ内容を録音するスマートフォンと手書きメモが置かれたテーブルの手元

tsumuguでは、打ち合わせの際には、担当者が要点をメモにまとめるようにしています。ただ、それに加えてお施主様ご自身も録音やメモを手元に残しておくことで、より確実な記録になります。一方の記録だけに頼るより、双方向で記録を持つことが、一番安心できる形だと考えています。
また、「次回の打ち合わせ前に読み返せる資料があるかどうか」は、打ち合わせの質に大きく影響します。前回決めたことをきちんと確認してから臨めると、議論が深まりやすくなります。

記録を残すことが、互いの安心につながる

家づくりのパートナーを選ぶ際、「打ち合わせの記録をどう扱うか」は会社によって考え方が異なります。
tsumuguとしては、お施主様が録音や記録を残すことを、当然のことだと考えています。長い期間をかけて積み重ねる大切な決断を、きちんと記録に残しておくことは、お施主様にとっても、私たちにとっても、両者の安心を守ることになるからです。
録音をオープンに受け入れることは、「言ったこと・決めたことに責任を持つ」という姿勢の表れでもあると、私たちは考えています。

tsumuguが記録・透明性を大切にする理由

隠すことが何もないから、オープンにできる

私たちが録音を歓迎している一番の理由は、シンプルです。隠していることが何もないからです。
打ち合わせの場で私たちがお伝えすることは、「住宅性能はこのような仕様です」「費用はこの内訳です」「この変更をするとこれくらい金額が変わります」という、事実に基づいた情報だけです。その場限りの口約束や、後から変わるような話はしません。だから、録音されても困ることは何もありません。

むしろ、録音していただいた内容を後から聞き直して、「あのとき、こういう説明を受けたんだ」と確認できることは、お施主様の安心につながると思っています。実際に、「録音しておいたので、夫婦で夜に聞き直せました」とおっしゃってくださるお施主様もいます。

④夜のリビングで録音を聞き直す若い夫婦の後ろ姿(顔は見えない構図)

施工の記録も、丁寧に残しています

tsumuguでは、打ち合わせの記録だけでなく、現場の施工記録も詳細に残しています。
第三者検査機関(株式会社 家守り)による現場検査を工程ごとに複数回実施し、その結果は写真付きの検査報告書としてまとめています。基礎の配筋、構造体の金物、断熱材の施工状況、防水処理など、完成後には見えなくなる部分こそ、丁寧に記録を残しています。

⑤現代的な住宅建築現場の基礎工事段階、整然と配置された配筋の記録写真

また、弊社自身の自社検査も組み合わせることで、工程全体を通じた品質確認の体制をとっています。「見えない部分だからこそ、きちんと記録に残す」というのが、tsumuguの基本的な考え方です。お引き渡し後も、その記録は長期保管されます。将来のメンテナンス時の資料にもなりますし、万が一の際の根拠にもなります。
「言葉」だけでなく「記録」で誠実さを示す。それがtsumuguの家づくりへの向き合い方です。

専任担当制で、引き継ぎのブレをなくす

「担当者が途中で変わって、話が引き継がれていなかった」というトラブルを耳にすることがあります。tsumuguでは、設計から現場管理、アフターサポートまで専任の担当者が一貫して関わります。途中で情報が失われるリスクを、できるだけ小さくしています。

⑥建築図面と仕様書を確認する担当者の手元(顔は写さない構図)

また、打ち合わせは回数無制限でお受けしています。「やっぱりもう少し確認したい」「前回の内容をもう一度聞き直したい」という場合も、遠慮なくご連絡ください。LINEや電話での気軽なご相談にも、できる限り迅速に対応しています。

打ち合わせをより充実させるために、ぜひ試してほしいこと

記録を残すことと合わせて、打ち合わせをより有意義にするためのヒントをいくつかお伝えします。

事前準備と記録の習慣が、家づくりの質を高める

① 事前に「聞きたいこと」をまとめておく
打ち合わせの場は、疑問を解消する大切な機会です。事前にメモ帳やスマホに「聞いておきたいこと」をリストアップしてから臨むと、聞き漏れが減ります。「聞いたけれど忘れた」を繰り返すより、準備してから参加するほうが、限られた打ち合わせの時間を有効に使えます。

⑦打ち合わせ前に質問リストをノートに書き込む手元とスマートフォン、カタログ

② ご夫婦で一緒に参加する
どちらか一方が聞いた内容を帰宅後に伝えると、細かいニュアンスが伝わりにくいことがあります。できる限りご夫婦で参加していただくと、その場で認識を揃えやすくなります。「夫がいいと言ったから」「妻が決めたから」ではなく、二人でその場で確認し合えるのが理想です。tsumuguはキッズスペースも備えていますので、お子様連れでも安心してお越しいただけます。

⑧子ども連れでも安心して来店できる工務店のキッズスペース、明るく清潔な空間

③ 「確認書類」を毎回もらう習慣を
打ち合わせのたびに、決定事項や確認事項をまとめた書類をもらい、手元に保管しておくことをお勧めします。tsumuguでも要点をまとめてお渡しするようにしていますが、「書面になっていないことは、まだ決まっていない」くらいの意識を持っていただくと、認識のズレを防ぎやすくなります。

④ 録音はスマートフォンで十分
特別な機器は必要ありません。スマートフォンのボイスレコーダー機能で十分です。打ち合わせの最初に「録音させてください」と一言添えていただければ、私たちも内容をより丁寧にお伝えするよう意識できます。録音ファイルは日付とテーマを名前にして保存しておくと、後から探しやすくなります。

⑨打ち合わせ記録用に録音アプリを起動したスマートフォンとノート、ペン

記録は「不信感」ではなく「安心のための道具」

録音や書面の記録を残すことを「信頼していない証拠」と感じる方もいるかもしれません。ですが、実はむしろ逆です。記録があるからこそ「確認したいときに確認できる」安心感が生まれ、お互いが余計な心配をせずに家づくりを進められます。信頼関係の土台は「確認できる仕組みがある」ことで育まれていくものだと、経験上そう感じています。

本記事のまとめ

家づくりの打ち合わせで録音することは、決して失礼なことでも、疑っているということでもありません。大きな決断を積み重ねていく長いプロセスのなかで、記録を残すことは自然で賢明な行動です。
tsumuguは、その録音をオープンに歓迎しています。なぜなら、私たちは打ち合わせの場で、事実に基づいた誠実な話しかしていないからです。

「言った・言わない」のトラブルを防ぐために大切なのは、どちらかが我慢することではなく、互いに記録を持ち、確認し合いながら進んでいくことです。
家づくりは、お施主様と私たちが長く信頼し合いながら進める共同作業です。その信頼の土台は、透明性と誠実さだと考えています。

「録音してもいいですか?」という質問を、ぜひ遠慮なくしてください。「もちろんです」と笑顔でお答えします。

⑩羽曳野市に完成したtsumuguの注文住宅外観、シンプルで清潔感のある現代的なデザイン

tsumuguの施工エリアについて

tsumuguでは、羽曳野市・松原市・藤井寺市・富田林市・柏原市・八尾市・大阪狭山市・堺市全域・河内長野市を中心に、家づくりのご相談を承っています。奈良エリアは香芝市・葛城市・大和高田市・王寺町・斑鳩町・広陵町など、羽曳野市を中心に車で1時間圏内も対応しております。施工可能エリアの詳細は、お気軽にお問い合わせください。

家づくりへの疑問や不安は、早めに解消しておくほど、その後の検討がスムーズになります。tsumuguでは、初回のご相談や家づくり勉強会を随時開催しています。「まだ情報収集の段階」という方も、どうぞお気軽にお声がけください。オンラインでのご相談にも対応しています。

引用元・参照元

・裁判所ホームページ「裁判例結果詳細 平成11(あ)96 詐欺被告事件(最高裁判所第二小法廷・平成12年7月12日決定)」
https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=51220
・長瀬・総合法律事務所 企業法務コラム「VOL.152 職場での無断録音の問題」(2025年7月)
https://www.nagoyasogo-kigyo.com/vol-152/
・ナチュリエ「注文住宅の打ち合わせで注意点はある?内容や回数の目安も解説!」
https://www.naturie.jp/column/house/company/custom-house-meeting-important-point.html
・アイムの家「注文住宅の言った言わない問題はなぜ起きる?トラブル事例や対策も解説」(2024年9月)
https://www.im-house.jp/column/1865/

※本記事は2026年5月末日時点の情報をもとにしています。録音に関する法的な解釈は目的・状況・内容によって異なる場合がありますので、個別の事情については専門家にご相談ください。

よくあるご質問<FAQ>

Q1. 録音することを事前に伝えなくてもいいですか?

自分も参加している会話の録音については、最高裁判所の判例(平成12年7月12日)において「相手方の同意を得ないで行われたものであっても違法ではない」とされた事例があります。ただし、録音の目的や状況、内容によって法的な判断が異なる場合もあります。打ち合わせの場では「録音させてください」と一言お伝えいただくのがスムーズです。tsumuguでは事前にお伝えいただかなくても構いませんが、あらかじめお知らせいただけると、双方にとって安心して打ち合わせを進めやすくなります。詳しくは専門家にご確認ください。

Q2. 「言った・言わない」でトラブルになりやすいのは、どんな場面ですか?

実務上よくあるのは、オプション追加の有無、仕様変更の反映、費用の追加についての認識のズレです。「あの時こう言いましたよね」という場面は、特に打ち合わせが長期にわたったときに起きやすくなります。こうしたズレを防ぐためにも、口頭の確認に加えて書面や記録を残する習慣が大切です。

Q3. 打ち合わせは何回でもできますか?

tsumuguでは、打ち合わせの回数に制限を設けていません。「やっぱりもう少し確認したい」「前回の内容をもう一度聞き直したい」という場合も、遠慮なくご連絡ください。LINEや電話での気軽なご相談にも対応しています。納得できるまで一緒に考えます。

Q4. オンライン打ち合わせでも録音できますか?

はい。tsumuguはオンライン打ち合わせにも対応しています。オンラインツールには録画・録音機能がついているものも多く、ご自身でも記録を残しやすい環境です。遠方の方や、お仕事の都合でご来場が難しい方も、ぜひご活用ください。

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