【地震から家族を守るために】「耐震等級3」と「許容応力度計算」の重要さ
こんにちは!tsumugu(株)蓮工務店の小林です。
11月に入り、ようやく秋らしい気候になってきました。
今年の夏は猛暑が続き、紅葉への影響が心配されましたが、関西では例年通りの見ごろを迎えられるそうで、ひと安心です(^^)
さて今回のブログでは、大切なご家族が安心して暮らすために欠かせない【耐震】についてお話します。
“耐震等級”ってなに?
耐震等級は、建物がどのくらい地震に強いかを示す「ものさし」で、1から3までの等級があります。
耐震等級1:法律で求められる最低限の強さ。中規模の地震に耐えられる設計です。
耐震等級2:耐震等級1より1.25倍の強さ。学校や病院などの公共施設の基準です。
耐震等級3:耐震等級1より1.5倍の強さ。消防署や警察署など防災拠点と同じレベルで、特に安心して暮らせる基準です。
私たちの工務店では、お客様のご家族が安心して暮らせるよう、耐震等級3を標準仕様としています。
耐震等級3でも安心度が変わる?計算方法の違い
ここで、「耐震等級3だから安心!」と思われるかもしれませんが、実は「計算方法」がとても大切です。
耐震等級3にするためには、「壁量計算(簡易計算)」と「許容応力度計算(詳細計算)」の2つの方法があります。
壁量計算(簡易計算):壁の量と位置をざっくり決める計算です。シンプルですが、地震が起きたときに力がどこにかかるかまで細かく見ていないため、実際の地震では壁のバランスが崩れる可能性もあります。
許容応力度計算(詳細計算):建物全体にかかる力を細かく計算し、各部材がバランスよく支え合える設計を行います。地震の揺れに対して、建物全体で力を分散できるため、より安定した構造が実現します。
つまり、同じ耐震等級3でも、壁量計算と許容応力度計算では、実際に地震が起きた際の安心感には大きな差があります。
間取りと耐震の関係
実は、間取りを考える段階で耐震の視点を入れておくことが、とても大切です。
なぜなら、家の構造や壁の配置は、建物の耐震性に大きく影響するからです。
弊社では、間取りの検討段階から「許容応力度計算」に基づいて設計し、各部屋の配置や壁の位置も耐震性に配慮した計画を行っています。
間取りと耐震性能を両立することで、暮らしやすく安心できる家づくりをサポートしています。
例えば、「耐力壁」(地震の揺れに耐えるための壁)や筋交い(水平力に抵抗するために柱間に入れる斜材)位置やバランスを間取りの段階で計画しないと、建物全体の強度が偏ってしまったり、耐震等級3を取得しにくくなる可能性があります。
最後に
私たちは、大切なご家族が安心して暮らせる家を作るために、地震に強い家づくりを常に心がけています。
耐震等級3に加え、許容応力度計算を取り入れることで、より高い安心と安全をご提供いたします。
お家づくりについて気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
例えば他社で現在間取りを検討されている方からのご相談も大歓迎です。
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